テーブルマナーの歴史

ルネッサンス期に発達

テープルマナーは、ルネッサンス期の1533年にイタリアの名家であるメデイチ家のカトリニヌ姫が、後のアンリニ世であるオルレアン公に嫁入りしたときにフランスに持ちこんだといわれています。

フランス宮中の食事の仕方が粗野であったため、カトリーヌ姫に付き添ってきた料理長は、調理技法、フォークやナプキンなどの正しい使い方とともに、「食事作法」を本にして伝えました。これが最初の食事作法の本とされています。

このときにはじめてフランス宮廷にはフオークがもたらされ、以降貴族たちがフォークを使用するようになったといわれています。

日本ヘは、16世紀中頃からポルトガル、スペイン、オラングなどによって西洋料理は伝えられていたといいますが、テープルマナーが伝わるのは明治維新以降のこと。文明開化の鐘が鳴り、日本が急速に洋式化するなかで皇族·貴族たちが西洋文化や料理を堪能し、今に至っています。